もともと、迷子札というモノを知らなかった私。
最初はね、
『 名前とか電話番号とか見えるの恥ずかしい… 』
と思いました。
だから、迷子札の連絡先が書いてある部分を内側にして首輪に着けたり、首輪の内側に連絡先を書いたりしていました。
でも、迷子札について調べ、意味を知っていくうちに気持ちが変化していったのです。
どんなに普段は大人しくて人懐こい子でも、パニックになったり、事故にあうなどして怪我をしていたら、自分の身を守ろうとして必死に威嚇したり、逃げたりする事があるそうです。
それに、知らない迷子犬を見つけても、咬まれるかもしれないので簡単には触れませんし、犬を嫌いな方なら近付く事もできないと思います。
(ご自身が、吠えたり咬みつこうとする犬の首輪から迷子札を取り外す事が出来るかどうかを想像してみてください。)
なので、最初に見つけてもらえた段階で 迷子札の内側や 首輪の内側なんて見てもらえる可能性は高くはありません。
(最終的に保健所に収容された場合、激しい攻撃性が無い場合は迷子札の中身を確認してもらえると思います。※でもやっぱり保健所の職員さんは見えるように外側に書いて欲しいと仰っています。)
このように、捕まえたり 触る事ができない状況でも、パッと見てわかるように名前と電話番号が書いてあったら、すぐ飼い主さんと連絡を取ることができます。
保健所へ収容される前にお家へ帰ることができるかもしれませんし、万が一、一刻も早く治療が必要な状態の場合でも、飼い主さんと連絡が取れる事で、スムーズに治療ができたり、かかりつけの病院へ運ぶ事も可能かもしれません。
私は、我が家の犬猫が本当に大好きです。
とても愛おしく、大切な存在です。
ですので、万が一の場合を考えて、誰が見てもパッと読めるような迷子札を24時間いつも着けてもらっています。
・名前はひらがなで
・できれば大きな文字で
・連絡先は外側に見えるように
・24時間常に着けておく
私の場合、文字の大きさもそうですが、迷子札の記載内容もだんだん欲張りになってきました。
最初は 名前と電話番号だけだったのに、年齢と性別や不妊手術済みであることも外側に記載するようになりました。
無料配布している犬用鑑札ホルダー迷子札の中に入れる用紙も、記載できる項目を増やしました。
本当は、外側記入が良い迷子札。
ですが、配布用迷子札は外側記入と内側記入の両タイプ用意しています。
(ミニミニ迷子札の外側記入はオーダーでお作りできます)
外側記入が良いと言いながら、なぜ内側記入も配布しているの? と、思われるでしょう。
なぜなら、やっぱり外側記入は恥ずかしいと感じる飼い主さんもいらっしゃるからです。
迷子札を着ける着けないは、飼い主さんの気持ち次第。
外側記入に抵抗感がある飼い主さんに対して、無理に外側記入の迷子札をお渡ししても着けてもらえない可能性が高いと思います。
私だって、最初は恥ずかしかったですもの。
だから、最初は内側記入の迷子札からスタートで良いのです。
『 本当は外側記入が良いのですよ 』
という事は、お渡しする際に理由をご説明するようにしています。
『 でも、恥ずかしい場合は内側記入もありますよ 』
と、ご案内して選んでもらっています。
まずは迷子札を着けてみることから。
そこから先は、飼い主さん自ら学んだり考えたりして決めてくださればと思います。
今は、可愛いものや カッコイイもの等、 オシャレな迷子札が沢山販売されています。
迷子札を着ける意味を理解した後は、いろんな迷子札を楽しみながら選んだり着けたりして、大切なうちの子を守ってあげてもらえたらいいなと思います。
どうかどうか、皆さんのお家の犬猫さんが、迷子で辛く哀しい思いをすることがありませんように…