コロナ騒動の中、保護動物のシェルターが空っぽになったとか、レンタルの動物が人気だとか。
なんだかな…
ちゃんと、命を迎えるということがどういうことなのか理解した上で迎えてくれていることを祈りますが……
たしかに、動物と暮らすことは本当に素晴らしいです。
可愛いし、愛おしいし、かけがえのない存在です。
人間にとってプラスになることはとても多いと思う。
ただしそれは、人間側が迎えた動物をきちんとお世話したりケアできたり愛情を注いだりができてこそ得られるもの。
一方的に搾取するものではないし、迎えるだけで自動的に得られるものでもない。
『子供の情操教育のために…』
そういう親御さんがいるらしい。
繰り返しになるけれど、迎えるだけで自動的に子供の心が育つなんて、そんなことあるわけがない。
安易に迎えた結果の悲しい末路を見た子供が何を感じるか、想像力を働かせて欲しい。
コロナ騒動が落ち着いてきて元の生活に戻った時、今と同じようにお世話を続けることができますか?
毎日のお散歩やお世話、病気の予防や病気になった時の動物病院、動物が年を重ねて介護が必要になった時も、ちゃんと最期まで愛情を持ってお世話することができますか?
迎えて教えることだけが全てではありません。
迎えないという選択肢を選ぶというお手本を見せることも、とても大切なことだと私は思います。